Birthed in tokyo japan by an ambitious and unique group of individuals, bgu is a magazine promoting feminism, the lgbt movement, and self-love. 

愛の革命~reLOVEution~

愛の革命~reLOVEution~

平成29年5月7日。いつもと変わらない東京は少し曇り。代々木公園に向かって、人で溢れかえっている原宿を私は器用に抜けていった。今日は人混みなんて全く気にしない。日が出ていないのも、気にしない。この薄暗いこんなごく普通の日をそこら中で風になびいている虹色の旗が明るくしてくれている。多彩な旗が見事にパレードの活気を描写している。手ぶらで来ちゃったけど、そんなこと気にせずに負けない勢いで手を振り返した。

青色のリップに全身真っ黒な女の子がネオン色のフィッシュネットストッキングを履いた女の子の手を優しく握っている。彼女なんだろうな。ネオンガールもお返しにそっと暖かくほっぺにキス。見つめ合っているその風情は愛そのものだった。リップの色とストッキング合わせっちゃって、可愛いな。

見とれてしまうほど華麗な化粧と目が惹かれる衣装を着たドラッグクイーン(dragqueen 男性が女性の姿で行うパフォーマンスの一種。)が堂々と歩いている。ドラッグクイーンの美しさは疑いもない。自信からくるその魅力は息を呑むほどだ。

東京レインボープライドの今年のテーマは『CHANGE~未来は変えられる~』。このCHANGEは「セクシュアリティに関わらず、すべての人が、個人として尊重され、幸せを求めることのできる未来へ」の意味が込められている。割り当てられた性別によって愛する相手、ファッション、性格を制限されない社会への変化。

私は性別平等を信じているからこそフェミニストとして闘う。女らしさや男らしさの定義に当てはまらないからといって差別、憎悪、嫌がらせ、不快感等を誰一人とし経験するべきではないと信じている。私はLGBTの権利も同じ理由で支持する。自分らしく生き、自分が愛したい人を愛しているだけで誰一人として屈辱を感じるべきではないと信じている。同性愛者嫌悪と性差別は双方とも私たちを抑圧する性別役割と固定概念からなっている。

現在の日本はLGBTの権利において複雑な姿勢をとっている。マツコデラックス、美輪明宏、はるな愛や佐藤かよなど女装やトランスジェンダーの人を度々テレビで見るが、彼女たちがもし女性用トイレや女性専用車両を使いたいと思った時はどうなるのか。男装する人やトランスジェンダーの男性はどうしてメディアには取り上げられないのか。

マツコデラックスは面白いし、頭の切れた発言をするけど、もしマツコが会社の同僚だったらどうなるだろう。テレビに出ていなくて、ユーモラスな性格じゃなくても受け入れることはできるだろうか。LGBTのメディア表現にはいくつか共通点がある。周りから見せ物やいじりの対象になって、普段自分の性表現とかアイデンティティの葛藤をふざけてるって思われることが多いから常に自分が生まれた性と信じてる性の行き来をしなきゃいけない。メディアに出てくるLGBTの人たちは華やかで、率直で、性に関してオープンで、格別に面白い。当てはまらないならLGBTとしてテレビに出ることができない。

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一旦会話をメディア以外でのLGBTコミュニティの受け入れに戻そう。自分らしくいるだけで笑われ、いじめられている若者。何十年も付き合っているのに結婚できないカップル。非難を恐れ、職場の同僚にセクシュアリティを隠している会社員。逆がいいのに制服でスカートやズボンをなんで強制的に履かされているのかわからない学生。日本ではまだ反差別の条例は保留の状態にある。同性婚合法化はまだ遠い未来のように感じる。日本ではLGBTの人たちの約70%はいじめられている。約30%は自殺を図ろうとしたことがある。たったの4%だけが職場の同僚にカミングアウトをできている。国民としてこれらの問題について無知すぎる。国として、LGBT関係に関する会話が少なすぎる。

まず、個人個人でできることをいくつかあげよう

ー性別、ジェンダー、セクシュアリティ、ジェンダーアイデンティティの違いを学ぼう。

日本ではこれらの違いが理解されていないことが。LGBT受け入れの第一歩は個人の性別、セクシュアリティやジェンダーを決めつけないこと。

性別は性器、胸、髭などの生理学的なものによって決められている。

ジェンダーは社会的に、かつ文化的に定められた概念である。

セクシュアリティは個人の性的対象のことである。

ジェンダーアイデンティティとは自分の生理学的性別をどう識別するかである。

そのため、「あなたゲイっぽくない!男の子みたいな格好してるし、おかまっぽくないし、オネエみたいな喋り方しないじゃん!」とか言うのは良くない。このような発言はセクシュアリティとジェンダーアイデンティティを困惑しちゃっている。個々人のセクシュアリティは格好、行動、振る舞い方とは関係ない。世の中にはたっぷりケンカ強い肉食系のゲイだっているし、長い髪に赤リップ、ハイヒールを履いたレズビアンだってもちろんいる。「ゲイっぽい」なんて存在しない。

彼氏か彼女がいるかどうか聞くのではなく、恋人がいるか聞こう。

正直、最近まで私もこうしてた。ごく身近な友達に彼女がいるかどうか聞いてみた。「うん、もう何年か付き合っている子がいる」と答えた彼におせっかちの私はマシンガンの勢いで質問攻撃をしちゃった。仲良いからって好きなように質問をしちゃったわけだ。結局友達が言ってた「彼女」は「彼氏」で、私がしたみたいに直接彼女がいるのかどうか聞かれるのがすごく不快だったことを明かした。私は自分のセクシュアリティによって相手の愛す相手を決めつけていた。

偏見をなくし、考え方を柔軟にしよう。相手のことを決めつけるのなんてもうやめよう。

友達、同僚、家族にもまで本当の自分を打ち明けられない苦しさを考えてみたことだあるだろうか。LGBTの人の話し相手になって、聞く耳を持とう。LGBTコミュニティを支持している意思を示そう!

リップとストッキングの色がお揃いだった彼女たちの愛はどんな映画のシーンよりも素敵だった。堂々と歩いていたドラッグクイーンたちを目の前にしたとき自分に自信を持つことがどんなに美しくて、セクシーなことかと気づかされた。レインボープライドパレードはLGBTコミュニティの人たちが自由に自信持って自己表現をできる限られている場である。
 

愛情表現の仕方によって人を分類し、非難するのをやめよう。考え方の革命を起こそう。セクシュアリティ、ジェンダーアイデンティティが何だろうと、社会の規範にそぐわないにしろ、私たちは誰彼かまわず受け入れられて、愛される社会を作るべきだ。みんなでレラブリューション〜reLOVEution〜を始めよう。

翻訳:森本優芽

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男にとってのフェミニズム

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